市民から出された「教育基本法『改正』に反対する陳情」・「教育基本法『改正』に慎重審議を求める陳情」を審査するため、11月27日に文教委員会が開かれました。
陳情者の趣旨説明
議会で審議してほしいことがあるときは、市民は「陳情」という方法と、「請願」という方法によって提出することができます。前者は紹介議員不要、後者は紹介議員を必要とします。
いずれも、付託された委員会で「趣旨説明」をする機会があり、今回の場合、二人の陳情者から説明が行われました。
二つの陳情は、いずれも「札幌市議会として国に要望をあげてほしい」というもので、平和憲法との深い関連性・「改正」してもいじめ問題等の解決につながらない・論議は不十分。多くの国民が「変えるな」の声をあげている、などの趣旨説明をされていました。
党の質問に、
「現行法で支障なし」
その後、質疑に入り、日本共産党は「法施行されてから一度も改定されていないことを政府は理由として述べているが、法施行当初と現在で現実にあわないところがあるのか」、「子どもの学習意欲・モラルの低下などの近年の問題は、教育基本法に不備があるとお考えか」などの質問をしました。
市教委は、「教育基本法は理念を示したもので、現実にあわないなどの支障はない」、「近年起きている様々な問題は環境の変化によるもので、教育基本法とのつながりはない」、「憲法の理念を教育の場で推進する大きな役割を担っている」と答弁しました。
政府与党である自民党・公明党の議員からの質問はありませんでした。そのかわり、陳情者が趣旨説明をしているときに、「ダラダラと長い」とつぶやいたり、挙手をして委員長から指名されたのに質問をせず、ただ自分の主張を滔々と述べるなど、不規則な行動が目立ちました。
力あわせて改悪案は廃案に
この陳情は「継続審議」となりましたが、教育委員会が「現行教育基本法で支障はなく、人格形成を目指すための教育が行われるよう努力したい」と明言したことは重要です。引き続き廃案目指して力をあわせましょう。
(「こんにちは 小形かおりです」 06年12月03日付より)
(2006/12/01)