週刊レポート
司書教諭の過重負担改善を

   10月17日、決算特別委員会・教育委員会関係の質疑で、私は学校図書館について質問しました。

義務付けのある全校で配置

   現在、12学級以上ある学校のすべてに司書教諭の配置が義務付けられており、札幌市でも基準どおり配置されています。11学級以下の義務付けのない学校でも、あと13校を残すだけという段階になりました。

短い学校図書館の開館時間

   その実情は、なかなか大変です。
   市内98中学校のうち、42.8%が、学校図書館が開いている時間が31〜60分。25.5%が11〜30分です。
   2004年に札幌市が2848名の中学生に行なったアンケートでは、読書が「好き」「どちらかというと好き」という中学生が69.3%いるにも関らず、学校図書館を「ほとんど利用しない」「利用しない」が計57.7%という結果になっています。

教諭の自発性に任される実態

   司書教諭は、通常の授業を受け持った上に、各学年のカリキュラムに沿った学習資料の用意、図書館内の本や棚の整理、総合学習での調べ学習や資料の探し方の指導などを行っています。
   学級担任を持てば、さらに学級指導や保護者対応なども求められますが、中学校では48%の司書教諭が学級担任です。
   数字上は必置の学校すべてに司書教諭が配置されましたが、よほどの意識がなければ、日常の教務に追われて図書館のことまで手が回らないのが実態。結果、開館時間も短く生徒も利用しづらい、という事態を招いています。

人を増やして根本解決を

   私はこうした問題を取り上げながら、司書教諭の過重負担の改善を求めました。
   北原敬文学校教育部長は、「司書教諭の厳しい実態は認識しており、他の教員とも分担しながら軽減するよう指導している」と答弁しました。私は、「そもそも教員の仕事量が減らなくては協力したくてもできない実態。恵庭市が独自に学校司書を非常勤で配置している実例なども参考に、根本的な教員全体の負担軽減の策を講じる」ように強く求めました。

   司書教諭を専任にする、など教職員を増員していく方向で学校図書館を充実させることが大事だと思います。

(「こんにちは  小形かおりです」  06年10月22日付より)
(2006/10/20)


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