子どもの権利条例素案へご意見を
札幌市では、昨年4月から「子どもの権利条例制定検討委員会」を発足させ、「子どもの権利条例づくり」を手がけました。
6月末に条例の「素案」ができあがり、7月3日から8月1日まで、市民意見を募集しています。
札幌の子どもたちの実態
検討委員会は、今年5月30日に「最終答申」を出すまでの間、市民や子どもの声・実態を把握するために、懇談会・出向き調査・子ども委員会の設置など、積極的な取り組みを進めてきました。
札幌の子どもたちは調査の中で、「時間がないから」やりたいことができない、と答えています。(小・中学生共通して4割以上)
「自分のことを好きですか」との問いには、10%(小)・19%(中)が「嫌い」と答え、「どちらともいえない」と答えた子が小・中学生ともに60%台。子どもたちは毎日が忙しく、「自己肯定感」が持てない・・・。数字からそんな実態が見えてきます。
私は、この調査結果を見て、「国連が日本に勧告したことが、札幌の子どもたちにもそのままあてはまっている」と感じました。
「子どもの権利委員会」の勧告
1989年、国連で「子どもの権利条約」が採択され、日本は1994年に批准しました。
その後、国連・子どもの権利委員会は日本政府に対し、二度にわたって「高度に競争的な教育が子どもの発達を歪めている」と、厳しく勧告しています。
ですが、私学助成の縮減や少ない教育予算など、相変わらずお金の有無で教育に差をつける「教育の格差」が推進されています。国連から厳しく勧告されても、日本の政治は子どもたちに「競争教育」を押し付けているのです。
多くの市民意見がカギ
そんな中で、「この条約を推進する『条例』を作ろう」と、多くの自治体で条例作りが始まり、札幌も最終段階に入りました。
日本共産党市議団も、みなさんと一緒に運動をすすめ、「子どもの権利」を柱に最善の利益を保障する環境を、と求めてきました。
札幌市の素案には、「国連・子どもの権利条約」の精神が随所に盛り込まれています。
この素案に一人でも多くの意見を出し、子どもに心を寄せる条例をつくりましょう。みなさんの意見が(一言でも構いません)、議会を動かす力になります。
(「こんにちは 小形かおりです」 06年07月09日付より)
(2006/07/07)
【 参 照 】 札幌市ホームページから