桑園で超高層マンション計画
4月7日付の「北海道新聞」に、「高さ制限地区に45階建て」という見出しで、桑園駅前に超高層マンション建設の計画があることが報道されていました。
この地域の概要
計画が予定されているところは、桑園駅前の近隣商業地域。容積率300%、建ぺい率80%で、「日影規制除外区域」になります。
今年3月31日から導入された「高さ制限」にも該当し、ここは「45メートル高度地区」。一般的にマンションは「1階で3メートル」ですので、高さ制限に従うなら、15階建てが上限になります。
都市計画提案制度
ところが、「都市計画提案制度」を利用すれば、敷地内への公開空地整備など都市機能の向上に寄与することを条件に、「高さの制限は個別に検討」=高さ制限から除外できます。今回の計画は、まさにこれを利用したものです。
この制度の目的は、「都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与すること」にあるのですが、45階建ての超高層マンションが、この目的に沿うものなのか、大変疑問です。
「高さ制限」の導入の精神
「高さ制限」は、「都市計画審議会」で2年間審議され、実現したものです。札幌市は「秩序ある街並み形成を図るため」と、その目的を説明しています。
内容はまだまだ不十分ですが、「高さ制限をする」という考えは一歩前進ですし、中央区住民の切実な願いです。
ようやく緒についた「高さ制限」が、「都市計画提案制度」で除外されるなら、意味をなさないものになってしまいますし、「秩序ある街並み形成」になるのか、大変疑問です。
住民運動の広がりがカギ
南円山で「15メートルまでの高さ制限」を取り入れた住民発意の地区計画が作られましたが、今回の桑園の場合、まったく逆です。計画提案をするのは大企業。高さは制限ではなく緩和。
これをよしとするのかどうか、地域住民の声がとても大事です。桑園を「秩序ある街並み」にするために、みなさんとご一緒に考え力をあわせて運動を進めたいと思います。
(「こんにちは 小形かおりです」 06年04月16日付より)
(2006/04/15)