週刊レポート
介護保険料値上げで高齢者いじめ

   国の介護保険法の「改正」により、今年4月から介護保険料や介護認定の段階区分が変わります。

5段階から7段階へ

   これまでの第1号被保険者(65歳以上)の介護保険料は、「第3段階=本人が市民税非課税で世帯の中に市民税課税者がいる方=年間保険料・4万5480円」を基準にしていました。
   そして、より所得の高い段階の人は1.25倍、1.5倍へと割合を高く。逆に所得の低い人には、0.75倍、0.5倍と割合を減らして算出していました。
   4月からの「改定」では、この基準となる段階が、「新第4段階=5万450円」となります。算出基準となる額そのものが、11%値上げになるのです。

約1.5倍以上のが3万人

   国の税制「改定」で、非課税限度額が下げられ、これまで「第2段階=世帯全員が非課税=年3万4110円」だった人が、世帯のどなたかに課税者が生じるケースが増えます。
   すると、7段階への移行により「新4段階=年5万450円」となる人が約8300人、「新5段階=年6万3070円」になる人が約22300人。本人の収入が変わらなくても、非課税限度額が下げられただけで負担増です。
   こうした問題を、日本共産党はこの市議会で取り上げました。

高齢者の自己負担は限界

   昨年10月から、施設利用の際の食費や居住費がサービスからはずされて全額自己負担となり、高齢者の負担は重くなっています。
   いま国が示している「医療改革制度」も、今年10月から70歳以上の現役並み所得のある人の医療費窓口負担を、現行2割から3割へと引き上げる、という内容。「高齢化が悪」と言わんばかりの負担増が目白押しです。
   多くの高齢者は生活の限界です。「1日2食でしのいでいる」という人もいます。長年社会に貢献してきた高齢者を、人生後半に近づいてまで苦労させるとは、弱い者いじめも甚だしい。
   社会保障の負担増にストップをかけるとともに、社会を支える若者の雇用保障の施策や、子育て支援策を充実させるなど、将来を展望できる社会にしていくことが大事ではないでしょうか

(「こんにちは  小形かおりです」  06年03月26日付より)
(2006/03/26)

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