現行の敬老カード制度 一歩改善
昨年4月から制度改悪が実施された「敬老パス」。もう「パス」とは呼べない「カード式」ですが、制度導入前から(導入後も)、不十分さについて多くの指摘・不満の声が上がっていました。
1月24日に開かれた市議会・厚生委員会で、「敬老カード」の制度に来年度から若干修正されることが明らかになりました。
追加購入を認める
日本共産党の小川勝美市議が、「札幌市が実施した『敬老優待乗車証の利用状況アンケート』の結果でも、選択した上限額に対して、『少し足りない』と『かなり足りない』と回答した人が合わせて76%もいる。また、『上限額を引き上げてほしい』という人も32%いた。こうした声にどう応えるのか」と質問しました。
横山保健福祉局理事は、「上限額の引き上げはしないが、新年度から、五枚までの追加購入を、九月に実施する後期の交付時に実施したい」と答弁。つまり、年間5万円までなら9月に追加購入ができるようになります。
未使用カードは返還できる
あわせて、「未使用のカードは、一枚単位で負担金を返還したい」という答弁も引き出しました。「5万円分のカードを1万円出して買ったけれども入院することになり、四枚分の未使用のカードがある」という場合などに返還されることになります。
その返還額の考え方は、前述の例の場合、「そもそも1万円分のカードを買ったのだ」とみなす方式です。5万円のカードを買ったときの1万円から、1万円分のカードを買ったときの千円を差し引き、9千円が返還されます。
市民の力で
当初の敬老パス改悪案は「上限2万3千円」というものでした。それを「上限3万円」に変更させ、議会直前には「上限5万円」への変更と、みなさんの「敬老パスを守れ」の運動は広がりました。本来の「敬老パス」の精神・制度からは変えられたものの、今回の制度の一部改善も、市長交渉や署名運動など粘り強く運動してきたみなさんの力です。
「敬老カード」は、「上限の引き上げ」「負担のあり方」など、まだまだ要求が渦巻いています。引き続きがんばりましょう。
(「こんにちは 小形かおりです」 06年01月29日付より)
(2006/01/27)