西屯田通整備とともに東屯田通整備を求め、札幌駅周辺の駐輪場の整備についてただす

06(平成18年)第二部予算特別委員会−06年03月09日

小形香織 委員

 私は、歩道整備に関してと駐輪場の整備に関して、大きく二つの質問をします。
 まず、歩道整備についての質問です。
 歩道リフレッシュ事業は、福祉のまちづくり条例をもとに、公共施設など周辺の交差点部を優先しながら視覚障がい者誘導ブロックの補修や急勾配、段差などの解消を目的として1998年から進めているものです。これまでに、歩道のリフレッシュ、バリアフリー化などで約180カ所程度の整備が終了しているとお聞きしています。
 中央区の中には、西12丁目と13丁目の間を南6条から南に伸びる西屯田通と、西8丁目と西9丁目の間を同じく南6条から南に伸びる東屯田通という非常に歴史を持つ通りがございます。歴史があるということで、同時に老朽化も進んでいる地域です。
 具体的にどんなことが起きているかといいますと、古いので車道も歩道の幅も狭い、そして、そこに商店や住宅が建っているので、歩道が車道に向かって斜めになっているところと歩道そのものが平らになっているところ、これが細切れに繰り返されているので、でこぼこになっていて非常に歩きにくいのです。中央区の市民団体の方から、この西屯田通と東屯田通の歩道の改善要望が出されています。歩道が狭く、電柱があるところはさらに狭くなっていて車いすなどではとても通れない、そして、でこぼこで歩きにくい、こういうのが皆さんの声です。この二つの屯田通の歩道は、歩行者あるいは障がい者の安全確保とバリアフリーという観点から改善していくべきだというふうに考えますけれども、いかがお考えか、伺いたいと思います。
 また、市民要望に対しては、調査を実施しているというふうに担当の方が説明されていると認識していますけれども、どのように調査に取り組まれたのか、その結果はどうだったのか、今後どのように取り組まれる方向か、それらについて、西屯田通と東屯田通それぞれについて具体的に中身をお示しいただきたいと思います。
 次に、駐輪場の整備に関する質問です。
 これは、昨年10月から有料化された札幌駅周辺地区の駐輪場のこと、そして全市的な駅周辺の駐輪場、この二つの点についてお尋ねしたいと思います。
 まず、全市的な駅周辺の駐輪場の整備ですが、もらった資料を見ますと、駐輪場の整備率が15%あるいは20%というような整備率で、具体的には菊水だとか東札幌などかなり低いところがあるのですね。私は西11丁目駅を最寄りの駅にしておりますけれども、ここも駐輪場はいつも満杯です。市の資料では180台をとめるスペースとなっているのですけれども、実際にはそこに536台と約3倍もとめられています。シルバー人材センターの方々が一生懸命に詰め込んで、エリアには536台がとまるのですけれども、それでも足りなくて、結局、自転車を歩道上にとめていく。それから、交差点の角、歩道の角、ここは角ですから、本来は、奥行きといいますか、比較的幅がある歩道の上ですが、この角のところに、自転車が3列に縦に並んで非常に秩序なくとめられております。これをやられると、人が1人通るのがやっとだというふうな実情も西11丁目駅周辺では生まれています。こういうことでは、まず、歩行者が大変危険だということです。
 あわせて、西18丁目の駅ですが、ここは、昨年、西19丁目に視覚障がい者情報センターがオープンして、多くの障がい者の方が最寄りの駅として利用されます。ここに、せっかく立派なエレベーターが設置されているのですが、西18丁目は歩道上が駐輪場になっているわけです。ですから、せっかく埋設されている点字ブロックが、駐輪している自転車によって使えないようになっていて、白杖をついている障がいのある方は実際には駅までたどり着けないという実情が生まれています。
 このように、とりわけ歩行者や障がい者の方が安全に移動できない危険な箇所については、私は早急な整備が必要だというふうに考えますが、そのお考えがおありかどうか、伺いたいと思います。
 それからもう一つ、札幌駅周辺の駐輪場の整備についてです。
 これは有料化されたエリアのことを指していますが、私は、札幌駅周辺の駐輪場について何度か質問をさせていただいています。有料化の前のときの質問では、私が根拠はあるのかと質問したところ、市の担当者の方はこういうふうに答えているのです。札幌駅周辺での駐輪場の需要は、その当時、現在約6,200台あり、北5条西1丁目などにこれから約2,000台分の駐輪場を整備したら4,900台分の駐輪場ができます、残る1,300台分のうちの650台は恐らく徒歩に転換するだろう、そして、残る650台は長期放置の自転車なのでこれから撤去する、これで全体のニーズにこたえられるのだというふうに答えておりました。
 私は何度も現地を見ていますけれども、全体として、やはり駅前周辺の駐輪場はまだ不足しているなというふうに感じているのです。有料化が導入され、即時撤去が可能になっても、結局、北5条から北6条の西5丁目や4丁目、この付近の路上駐輪というのは本当に絶え間なくされていますし、先ほども指摘されていた方がおりましたが、エリアのすぐ外側に自転車が次々ととめられているという実態も見ています。
 駅前の駐輪場についての質問の1点目ですが、当初、予測をしていた650台分は、徒歩に転換するのだというふうに言っていた点は実際にどうだったのか、その後の検証がなされているのかどうかということを伺いたいと思います。
 それから、質問の2点目は、一つ目の質問と重なりますが、今回の整備で札幌駅周辺の駐輪場のニーズを十分カバーできるだけの駐輪場が確保できたというふうにお考えなのかどうか、これを伺いたいと思います。
 それから、3点目に、駐輪場利用の実態についてお聞きしたいと思います。
 一時利用とか定期利用を合わせてすぐ満杯になる利用の多い駐輪場はどのあたりか、そして、逆になかなか満杯になりづらい、利用の少ない駐輪場はどこなのか、この点についてお示し願いたいと思います。

石倉 土木部長

 まず、1点目の西屯田通と東屯田通の歩道の状況等について、バリアフリーになっていないのではないか、どのように認識しているのか、それから、どういった調査をし、その結果はどうだったのかということだと思いますので、この点についてお答えしたいと思います。
 まず、西屯田通のお話をいたします。
 地域住民の生活に大変重要な役割を担っており、地区の準幹線的な道路であるというふうに思っております。近年、その老朽化も進んでございまして、委員ご指摘のとおり、歩道が狭くてバリアフリー対応になっていない、冬には歩道の通行が困難な状況になっているということでございます。
 そこで、平成16年度から中央区土木部におきまして、西屯田通の南6条から南22条の道路の現況調査を初め、交通量や沿道建物などの調査を行うとともに、沿線の約6,400世帯の方々に西屯田通の課題や改善の必要性などについてアンケート調査を行ってございます。そのアンケート調査の結果を踏まえまして、意見交換会なども行ってございます。
 アンケート調査の結果でありますけれども、歩道の改良につきましては、87%の方が歩道が狭いというふうにお答えになってございますし、78%の方が歩道に凹凸、でこぼこが多い、94%の方が冬は歩道に雪が積もって歩けないなどの意見が多く出されております。また、歩道の幅については、車道を狭めて歩道を広げることが望ましいといった意見が64%に上っておりまして、現状のままでよいとした意見の19%を大きく上回る結果となってございます。歩道の拡幅や段差・勾配の解消といった観点から、バリアフリー化に向けた整備を望む声が多いというふうに考えてございます。
 次に、東屯田通についてでございます。
 東屯田通についても、道路の老朽化が進んでございまして、歩道の幅も狭く、段差も多く、改善の必要性があるものと我々は認識しております。ただ、西屯田通と違いまして、アンケート調査等の具体的な調査はまだ行っていない状況でございます。

山田 管理部長

 駐輪場に関する点につきまして、私の方からご説明を申し上げます。
 まず、駐輪場が不足している駅につきましては、地下鉄西11丁目、西18丁目ほか、大通駅、新札幌駅、麻生駅等々でも不足をしている実態は私どもも十分認識いたしてございます。
 これらの駐輪場が不足し、特に歩行者や障がい者の通行の妨げになっている駅につきましては、少しでも早く駐輪場の整備が必要であるというぐあいに考えてございますが、いかんせん、用地の確保が大変難しい状況にございまして、私どもは大変に頭を悩ませている現状にあることもまた事実でございます。今後とも、地域との連携を深めまして、また関連部局、とりわけ区と十分な連携を図りながら整備拡大に努めてまいりたいと考えております。
 また、特に、ご指摘のように歩行者や障がい者の通行の妨げになっているところにつきましては、自転車が邪魔になるということでございますので、整理誘導員によります指導や整理、さらには長期放置自転車につきましては撤去を行うなど、安全に通行できるようできる限り努力をしているところでございます。
 それから、2点目は、徒歩転換者の調査についてでございます。
 実際に転換された方ですから、徒歩に転換された個々の利用者をどのように把握をするかというのは現実的に大変難しい面もございまして、実は、追跡調査は実施いたしておりません。しかしながら、この地区に乗り入れられている自転車の総数は、有料化実施前の昨年より2割程度減ってきております。他都市で有料化を導入したときの状況分析の結果、あるいは、本市での駐輪場における定期利用の実態、さらには、放置自転車の実態状況から推測いたしますと、減った2割のうち、おおむね1割程度が徒歩に転換したのではないか、このように推測をしているところでございます。
 次に、利用者ニーズに対する駐輪場の整備についてでございます。
 札幌駅周辺駐輪場の、収容可能台数は4,900台を用意してございます。昨年10月、いわゆる有料化実施後の調査によりますと、放置禁止区域エリアへの乗り入れ総台数とほぼ均衡している状態にございますので、おおむねカバーしているのではないかと考えてございます。
 しかし、現実問題として、いまだに放置されている自転車もございますし、さらに定期券による利用状況などから、駐輪場によっては利用状況に多少の偏りもありますので、この辺につきましては、余裕のある駐輪場をご利用いただけますよう利用される方に協力を求めるなど、放置自転車の縮小に努めてまいりたいと考えております。
 次に、3点目の駐輪場の利用実態についてでございます。
 まず、定期利用につきましては、16カ所の駐輪場のほとんどは比較的早いうちに満車となっております。北5西1駐輪場につきましては、若干の余裕がございます。また、定期利用以外の一時利用につきましては、4カ所の駐輪場で受け入れ可能な駐輪台数を確保しておりますが、こちらの方はまだ十分に余裕のある状況になってございます。

小形香織 委員

 お聞きしたことにまだ十分に答弁されていない部分があると思いますので確認させていただきたいのですが、一時利用に余裕があるとおっしゃったのはどの駐輪場か詳しくお聞きしたかったので、その点のご答弁をお願いしたいと思います。
 それから、屯田通の方です。アンケートや市民意見交換会などもされてこういう傾向だったというご答弁はいただいたのですが、その後、どのように取り組まれる方向なのかということも質問しましたけれども、その点についてご答弁がなかったので、お願いしたいと思います。

石倉 土木部長

 屯田通についての今後の整備予定についてお答えしたいと思います。
 まず、西屯田通についてでございます。
 アンケート調査の結果、それから、先ほど言いましたように、その後に開催した意見交換会などでもアンケート調査結果を裏づけるような意見が数多く出されたということでございます。それを踏まえて、現況歩道は今1.87メートルでございますが、車道を狭めて1.87メートルを2.87メートルに1メートル拡幅するとともに、段差・勾配解消などバリアフリー化に向けた整備を、南14条から南17条まで約370メートルにわたって平成18年度に実施する予定としてございます。
 西屯田通のその他の区間につきましては、今後、引き続き段階的に整備を行ってまいりたいというふうに考えてございます。
 東屯田通につきましては、西屯田通の経過を踏まえまして、地域住民の方々にもご意見を伺いながら、今後、整備に向けた検討を行ってまいりたいというふうに考えてございます。

山田 管理部長

 補足をさせていただきます。
 一時利用について、4カ所の駐輪場で多少余裕があるというお話をさせていただきました。この4カ所とは、札幌駅北口駐輪場、北5条西1丁目駐輪場、北5条西5丁目駐輪場、北6条西1丁目駐輪場の4カ所でございます。

小形香織 委員

 まず、屯田通の方です。
 改善の必要性があるというふうに認識されていて、西屯田通の方は具体的に進められるということで、しかも、住民の皆さんと随分と意見交換して進められているということなので、ぜひ歩道の改善を進めていただきたいということと同時に、ぜひとも、東の方も西屯田通と全く同じ状況ですので、こちらも早急に進めていただきたいということを求めておきたいと思います。
 自転車の駐輪場の方ですけれども、最初に質問した西11丁目駅とか、菊水駅周辺については、不足しているのは十分認識されているということでした。こちらも、歩行者の安全という点で駐輪場の設置が必要なものですから、ぜひ、用地確保に努力をしていただいて早急に進めていただきたいということを求めておきたいと思います。
 それから、札幌駅の有料化になったエリアのことについて再質問したいと思います。
 今のご答弁の中で、やはり、北5条西1丁目側に余裕があって、どちらかというと西側は人気があってすぐにいっぱいになる、そういう傾向だというふうに思うのです。そういうことで言うと、これは前回の質問の中で指摘したのですが、自転車というものは目的地の目の前にとめられるからいいのですね、そこに便利さがあるのです。北5条西1丁目に駐輪場を整備しても余り利用されないということは、結局、利用者にとっては不便なのだと思うのです。先ほど、エリアとしてはニーズは大体カバーできていると思っているとおっしゃいましたけれども、エリアはカバーしても、使う人は不便だということです。例えば、西5丁目に用事がある人が、西側から自転車で来たときに、5丁目側は満杯なので1丁目に行って自転車をとめてくださいというふうに言われて、西1丁目のエリアに自転車をとめに行くことを納得できる人がどの程度いるのかなと、私は非常に疑問に思います。
 駐輪場の整備は私たちがずっと求めてきたことでもありますので、されていることについては前進ということになると思うのですけれども、今のご答弁から見える実態でも、西5丁目あたりの要望が非常に強いのではないかなと感じています。先ほども、1,300台分の路上の放置自転車があるという実態をご答弁されていますけれども、札幌駅の、とりわけ人気のあるエリアに整備していく必要があるというふうに思います。
 その点、今後も整備していくお考えがおありかどうか、再質問の1点目として伺いたいと思います。
 再質問の2点目ですけれども、今お話ししたように、西1丁目側の利用者が少ないということで言うと、そのニーズは何なのか、原因はどこにあるのか、こういうことなどを把握していく必要があるのではないかと思います。
 これは、私が実際に目の当たりにした例です。定期利用を申し込みに来た男性が、希望する場所がいっぱいで北5西1ならあいていますからそこの定期利用をしてくださいという説明を受けていました。しかし、その方がおっしゃるのは、僕は夜に駅前に自転車をとめに来ているのだ、そして夜中に戻ってくるのだ、今、希望している夜の8時くらいの時間はあいているではないか、あいているところをなぜ使えないのですかということで、随分とやりとりをしているところをたまたま目撃しました。こういう方にとってみたら、確かに不合理な点があるだろうなというふうに思うのです。
 そんな利用者の要望が実際にありますし、24時間の中で、朝、出勤して夕方に帰る人以外にもいろいろな生活パターンの人がいますので、そういうことを含めて全体的に利用者ニーズを把握することが必要だというふうに考えています。実際に自転車利用がふえるのは6月から9月くらいまでだと思いますので、自転車利用の最盛期にアンケートなど何らかの形で利用者の要望を把握するべきだというふうに思いますが、そうしたお考えがおありかどうか、この点を伺いたいと思います。

山田 管理部長

 1点目の西方面での駐輪場の整備が必要ではないかとのご指摘でございます。
 これにつきましては、ご指摘のとおり、私どもも、日ごろ、できる限りそういう声に沿った、利用者ニーズに沿った駐輪場の整備を行いたいと強く考えております。しかしながら、やはり都心部でございますので、先ほども少しお話し申し上げたとおり、駐輪場用地の確保は非常に困難な状況でございます。したがいまして、当面の措置といたしまして、北5条西1丁目駐輪場の利用についてご利用の皆さんにぜひご協力いただきたいという趣旨を踏まえてPRに努めてまいりたい、ご協力を願ってまいりたい、このように考えております。
 次に、2点目の利用者の声を反映させるべきではないかとのご意見でございます。
 これにつきましては、私どもも同様に考えてございます。先ほどいろいろなケースのお話がございましたけれども、私どもは、今までも個別に駐輪場管理事務所の方に寄せられましたご利用者からの要望などを受けておりますし、また、有料化開始当初につきましては、担当課が総出で職員みずからご利用の皆さんのいろいろなお声を聞いて運営に反映するような努力をさせていただいているつもりでございます。そういった中におきましても、やはり、利用実態にそぐわないのではないか、対応し切れていないのではないかというご指摘がございます。これは、平成18年度はフルシーズン稼働の最初の年ということもございますので、適切な時期にアンケート調査等を実施いたしまして、これを具体的な運営あるいは施策の方に反映をさせていきたいと考えてございます。

小形香織 委員

 市民協力、PRも結構ですけれども、やはり、いろいろな形で何とか用地確保に全力を傾けていただきたいと思います。
 札幌駅周辺には、例えばデパートとかビルなど、たくさんの集客施設があります。札幌市が建物を建てるときに駐輪場をつくってくださいという、いわゆる附置義務条例をつくったのは比較的新しい時期なものですから、それに該当しない建物が駅周辺にたくさんあって、駐輪場がない集客施設があるのですね。デパートなどでも二つ三つはあるのではないかと思います。そこで、利用してもらう民間施設が駐輪場を整備し、うちを利用するお客さんはこの駐輪場にとめてくださいという形にして、その施設の利用者はそこの駐輪場を利用するように誘導していくことも大事だと思っています。この辺は、札幌市が積極的に何らかの手だてを講じて民間の施設の方々と話し合いを進めていくことも大事な対策だというふうに思っています。
 それから、先ほど質問が出されていた都市型レンタサイクルについてです。
 これも、今回の試行でうまくいくのかどうかということもありますけれども、いろいろなことを繰り返しながら、できるだけ自転車の総量を減らしていき、なおかつ、積極的に、有効に使えるようにしていくということで、本格実施できるように進めていただきたいというふうに思います。
 先ほど、アンケートなどについては適切な時期に取り組んでいきたいというご答弁でした。ぜひ、市民、利用者の声や実態を把握して、駐輪場の整備と放置自転車の削減を同時並行で進めていっていただきたいということを求めまして、質問を終わります。


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