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   第16回クリスマス・ピースコンサート

 みんなで歌い気持ち一つに

本物のクラシック親子で

カット絵:チェロ

   「こんなに身近で美しい演奏が聴け、幸せです。教会の礼拝堂はちょうどいい場所ですね」−−−。雪の夜、弦楽四重奏の響きが小さな会場にあたたかい雰囲気をいっぱいに醸し出します。

   12月21日、札幌市中央区の聖マーガレット教会での「親子クリスマス・ピースコンサート」会場。小学生をふくめ、地域の80人を超える人たちが参加しました。主催者を代表し、荒川尚次実行委員長が、「子どもたちによい音楽を贈りたいとの親の願いから始まり、地域の協力で今年で16回を数えます。平和を考える場にしたい」とあいさつしました。

   演奏者は、札幌交響楽団の石原ゆかりさん(第一バイオリン)、富樫耕さん(第二バイオリン)、遠藤幸雄さん(ビオラ)、川崎昌子さん(チェロ)の4人。
   モーツァルトのメヌェットやビバルディの「四季」、コレルリのクリスマス協奏曲など、チェロのやさしい響き、弦楽器の音色が参加者の心にしみ入ります。圧巻は、「どこかで春が」「きよしこの夜」などの全員合唱、子どもたちの笑顔がはじけます。

カット絵:バイオリン

   「みんなの息があっていて、こころがきれいになったみたい」(小学4年の女子)、「日常から離れた気分になれました。みんなで歌って一体感を味わいました」(初参加の若い女性)との感想も。
   16年間、毎回出演のチェロ奏者の川崎さんは、「お客さんと気持ちがひとつになり、楽しく演奏できました」と話します。

   今年は、コンサートの合間に地域で活動する二つの「九条の会」からよびかけがありました。牧師の小貫雅夫さんは「憲法を読む会」のニュースを紹介。くらしの「九条の会」の深澤有樹さんはヨーロッパでは、だれ一人、「憲法改正」を歓迎していないと、自らの体験を話しました。

   4人の奏者に会場の子どもたちから花束が贈呈され、アンコール曲「ペチカ」も演秦、大きな拍手につつまれました。

   閉会にあたり、日本共産党札幌市議の小形香織さんは、西ドイツの元大統領の平和を語る資格のある人は過去に目をつぶらないとの言葉を、「心に刻む」ことの大切さを話しました。

   地域でコンサートを支えてきた三津橋篤子さんは、「ハートにひびく演奏会で、無事成功してホッとしています。ほんもののクラシックを親子で楽しみたい。なによりも子どもたちの未来に平和をとの思いでとりくんできました。憲法九条の改悪の動きに危険を感じます。これからも毎年、地域で輸をひろげ続けていきます」と言います。

(『しんぶん赤旗』北海道のページ 05年12月25日付より−抄)(2005/12/29)


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