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   市営住宅値上げ納得できない−請願・陳情不採択に怒り

市営住宅家賃、駐車料値上げは生活直撃

負担増反対
請願・陳情

 建設委で自・民・公など不採択に

井上議員・「議会が拙速な結論を出すべきではない」

   札幌市が市営住宅の家賃、駐車場料金の値上げを計画している問題で、札幌市議会に団地自治会、町内会、老人クラブ、生活と健康を守る会などから提出された負担増反対の8件の請願・10件の陳情が8日、市議会建設委員会の初審査で、日本共産党の賛成、自民、民主、公明などの反対で不採択になりました。

   この日は、審査の始まる前から市庁舎前で、住民らが「市営住宅負担増は困ります」などと書かれた紙を掲げチラシを配り、傍聴席いっぱいの住民が詰めかけました。

   佐々木ミツ子さん(73)=清田区里塚団地=は言います、「年金は少なくなり、国保も値上がり。敬老パスも有料になって外に出られません。子どもを頼ろうにも、子どもも精いっぱいの生活。家賃が上がったら死ねというようなものです」。

   陳情提出者を代表して、東区光星団地を住みよくする会の松崎マサ子さん、市営住宅家賃と駐車場料金を考える会の佐藤宏和さんが趣旨説明を行い、飯坂宗子市議が補足説明をしました。

   光星団地の、5号棟は、6階建てなのにエレベーターもなく、おふろも付いてないのに「商業地域だから便利」だと言って値上げされます。松崎さんは、「景気低迷で所得も下がっているのに、受益に見合った負担とは、納得できない」と語りました。

   佐藤さんは、駐車場使用料値上げ案が4ランクに分けられ不公平が拡大すると指摘、「入居者・市民の理解を得られないことは明白だ。撤回すべきだ」と訴えました。

   井上ひさ子市議は質疑で、「副市長も代表質問の答弁で『総台的な観点で、必要な検討をする』と言っているのに、議会が拙速な結論を出すべきではない。住民の声をよく聞き、実態を見るべきだ」と指摘。請願・陳情の継続審査を求めた上、採決では賛成しました。

   東区美香保団地の宇苗英子さん(72)は、「いまでも生活に困っているのに、あまりにもひどい。このことをみんなに知らせます」。東区栄町団地の辛島平三さん(82)は、「住民の思いをあんなかたちで不採択にするなんて、残念の一言。署名をしてくれた人に申し訳ない。まだ底力が残っているのを見せたい」と語りました。

   この後、住民らは市営住宅条例施行規則が改定される前に、値上げ計画を住民に知らせ、さらに幅広い運動にしようと決意しあいました。

(『しんぶん赤旗』北海道のページ 05年12月10日付より)   (2005/12/13)


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