4月5日に閉会した第1回臨時議会で「市税条例改正案」が可決されました。これは、「地方税法」が改悪されたことにともなう改定ですが、従来非課税の扱いになっていた高齢者や低所得者のみなさんからも個人地方税を取り立てるものであり、これが、国民健康保険や介護保険、市営住宅家賃や各種助成制度にも連動し、雪だるま的に負担増を強いるものです。また、生計同一の妻に対する均等割の非課税措置の廃止にともない、軽減措置が廃止され、これも国保料等の負担増につながるものです。
総務委員会 日本共産党の反対討論 (4月4日)
飯坂宗子 議員
私は、議案第1号 札幌市税条例の一部を改正する条例案に反対の立場で討論を行います。
反対理由の第一は、65歳以上の高齢者のうち、前年の合計所得金額が125万円以下、公的年金収入のみの場合は、収入額245万円以下の世帯に講じられている非課税措置が、国の地方税法の改定に伴い、2006年度分から廃止になるからです。
経過措置として2005年1月1日に65歳になっている場合は、2006年度分は3分の1課税、2007年度は3分の2課税となりますが、2008年度には全額課税となり、本市の場合、3万2000人が影響を受け、4億5500万円の税負担となります。
年金のみで暮らしている夫婦世帯の場合は、新たに4000円〜2万5500円、単身世帯の場合は、4000円〜4万1600円の住民税を負担することになります。
これまで、租税政策上、担税力の弱い高齢者に対して税負担を求めることは好ましくないとの判断から非課税とされてきたものであり、「世代間の不公平の是正」を口実に廃止することは容認できません。
また、住民税非課税措置廃止の影響は、国民健康保険料や介護保険料などの負担増にも連動しますし、さらに市営住宅家賃や副助成の利用者負担、各種健診などの料金にも影響を及ぼすことになります。
このように、高齢者の非課税措置の廃止は、雪だるま式の負担増となって高齢者の生活を直撃するものであり、到底容認できません。
反対する理由の第2は、生計同一の妻に対する均等割の非課税措置の廃止に伴い、2005年度から軽減措置が廃止され1400人に200万円の負担増を強いるものであり、容認できません。
また、高齢者の非課税措置の廃止と同様に、国保料等の負担増につながるものであり、反対です。
以上で、私の討論を終わります。