週刊レポート
期限付き教員に関する代表質問

   先日、日本共産党市議団との「市政懇談会」が開かれました。教員の方から、「市内の教員で、30日以上の長期休暇をとっている人が約280名。その半数近くが精神的なダメージが原因。これは全国平均からみても高く、深刻な問題」というお話を聞きました。札幌市内の小中学校は約300校ですから、2校に1校程度精神的ストレスで長期休暇になっているということになります。

   その大きな要因の一つに「期限付き教員が増えている」ことが挙げられます。

   みなさんは、「期限付き教員」をご存知でしょうか。私は、産休などのための「代用教員」というのは知っていましたが、市議になるまで「期限付き」教員が存在することを知りませんでした。「期限付き」の教員は、基本的に1年間の雇用。次年度も雇用されることはありますが、直前までわかりません。その期限付き教員がクラス担任になるケースが増え、「1学年3学級のうち正規の教員が1名、期限付き教員2名が担任」とか、「1学年1学級で期限付き教員が担任」という実態まで生じています。

   9月28日の日本共産党の代表質問でこの問題を取り上げ、「2000年度169人であった期限付き教員が昨年度555人、今年度653人と5年間で3・8倍にもなり、本来正規職員として配置されなければならない欠員は580人に達しています」と指摘しました。

   長い日で子どもを育ててゆく教員が、「1年限り」と知りつつ子どもたちを教育しなければならないというご本人の立場は、どんなに苦しいことでしょうか。ベテラン教員は期限付き教員をカバーしなくてはなりませんので、仕事量は増えていきます。1年で辞めてしまえば、ベテランの知恵や経験が若い教員に引き継がれなくなることは、市内全体の教育力の低下にもつながります。

   松平教育長は、「学校運営に支障が生じないよう、今後改善する必要があると認識している」「正規教員の採用を相当数増やすなどして、期限付教員の減少に向けて可能な限り取り組んでいく」と答弁しました。

   引き続き、早急な抜本的解決を求めたいと思います。

(「こんにちは 小形かおりです」  05年10月09日付より)


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