「路面電車検討会議」に皆さんの声を
上田市長は7月21日、定例市長記者会見で「札幌を元気にする路面電車検討会議」の設置を発表しました。
「この検討会議では、路面電車を、交通機関としてだけではなくて、『都市の装置』、すなわち、『さっぽろの街やそこに暮らす市民を元気にする道具』としての可能性について、幅広く議論をしていただきたい」と市長は述べ、2006年8月に会議をまとめ、それと経営形態の検討結果を基にした事業の具体的な計画を、2006年度末をめどに示したい、としています。
この「検討会議」のメンバーは、学識者・市民団体の代表者・関係行政機関と札幌市局長職、計16人で構成され、会議は公開(傍聴可)、フォーラムを2回程度開催する、としています。
これまで、「経営難」を理由に市電の存廃の検討を3年もかけて行ってきました。市電沿線の住民のみなさんや多くの市民のみなさんからの「市電を残すべき」の声と運動で存続させることがようやく決まりましたが、もともとは、「魅力ある都心の創造に寄与する都市の装置としてその機能の向上や拡充をすすめる」として、札幌市自身が市電を再評価し、延伸やループ化について検討をすすめていたもので、「存続が決まってようやくもとのスタートラインに戻った」というのが正直な感想です。
調査費用もかけて、札幌市は、1998年に「路面電車活用方策調査検討委員会」を設置し、ループ化(環状化)、桑園・苗穂方面への延伸案を出しました。「ループ化したら1日平均1,400名の乗客増。駅前通の自動車交通量は減少する」など具体的な利用見込みやかかる費用などについても示されていました。こうしたこれまでの議会や市民議論も踏まえ、今回の「検討会議」がすすめられるべきです。
この会議の設置にあたり、「検討状況を市民に知らせ、広報やホームページで市民意見をもらって議論にいかしていく」としています。「環境に優しい市電を中心にした街づくりを」の願いを大きな運動にして、傍聴や宣伝、要求を集める活動などを旺盛に展開していきたいと思います。
(「こんにちは 小形かおりです」 05年08月7日付より)