週刊レポート
政府交渉で原始林保護を要請

   7月20日、日本共産党の政府への交渉団に加わって、東京へ行ってきました。これは、北海道民の切実な要望や実態を訴え、来年度の政府予算に反映してもらうために毎年行っているものです。紙智子参議院議員、宮内聡衆議院・比例候補などと一緒に、文部科学省・厚生労働省・環境省を回ってきました。

   私は文部科学省で、国が天然記念物として指定している藻岩山・円山の原始林の近隣実態を話し、自然保護を要請してきました。

   藻岩山・円山は、1921年(大正10年)に、国が天然記念物として指定し、その管理は北海道に任されています。札幌市は、1996年に用途地域を変更し、円山原始林のすぐ隣(環状通り沿い)を「近隣商業地域」にしました。それによって高層マンションが原始林のすぐそばまで建てられ、生態系が変わっている可能性も否定できません。

   私は文部科学省の担当者に円山周辺の用途地域を色分けした地図を示し、「キタキツネの姿が見られなくなった」「セミの鳴き声が聞こえなくなった」「カタクリが咲かなくなった」と市民から声が寄せられていることを話しました。そして、「管理する北海道と地元の札幌市に対して、原始林の環境調査をするように指導し、国として原始林保護のための緩衝地帯を設ける施策を進めてほしい」と要望しました。

   担当者は、「貴重な文化財だと認識している。ともかく状況を把握したい。市や道へも話をする。」と答えました。

   自然は、いったん失われたら再生するのにとてつもなく長い時間がかかります。行政がどれだけ早く自然環境保護への施策を打つかが大切な役割です。

   「自然保護はボランティアの力だけでは追いつかない。」とおっしゃっていたみなさんの声と運動があったからこそ、政府交渉の場でかみ合った訴えをすることができました。国や自治体へのこうした働きかけも続けながら、今後もごいっしょに運動をすすめていきたいと思います。

(「こんにちは 小形かおりです」  05年07月31日付より)


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