週刊レポート
危惧したとおりの「新敬老カード」

   6月29日、「札幌敬老パスを守る連絡会」の総会に出席しました。昨年夏から、札幌市が敬老パスの制度改悪へ具体的に動き始めたのを受け、「晴朗パス制度を守ろう」と結成された会です。

   敬老パスは、本年4月から新制度がスタートし、年間上限額1万円から5万円までのカードを料金を支払って購入するというものになりました。「連絡会」では、制度変更後も、生じている問題・予想される問題を札幌市に伝え、変更の要望を出すなどの活動を続けています。

   事務折衝では4月いっぱいの受付だったものを「7月まで延長」を実現。6月4日には「敬老パス110番」の活動など、多くの方々の声や利用実態を総会で報告していました。

   寄せられた声を見ますと、私たち日本共産党市議団が危惧し、議会でも取り上げてきたとおりのことが起きています。

   一番多かったのが「上限をなくしてほしい」というもの。「4月で1万円分使ってしまった」、「春から夫が入院し、自分の通院と夫の看病で病院通いが増えた。これは予想外のことで、このままではカードが足りなくなる」という声に象徴されています。

   「夫婦間の共有」も多い要望でした。「私は病院通いが増えて足りなくなった。妻は予定していた習い事の講座が開かれなくなりカードが余っている。夫婦間で使えるようにして欲しい。」と。

   「通院や薬のためだけに外出する。都心へは出かけないようになった」、「老人クラブ活動に交通費がかかるようになり、運営に影響が出てきている」など、高齢者が外出を控えるようになる事態が、もうすでに起きています。いまはまだ暖かい季節ですから、節約のため、バスから徒歩に切り替えるなどして「新敬老カード」を使わないようにすることができますが、冬になれば、高齢者が「家にこもりきり」という事態が増えることは、こうした声からも明らかです。

   上田市長は、日本共産党の質問に対して、「市民の理解は得られている」、「制度の変わり目の混乱は当然」と開き直った答弁をしましたが、新制度に移行してわずか3ヶ月で危惧したとおりのことが起きているのです。

   「敬老パスを元の制度に」を基本的に求めながら、「上限の撤廃」や「足りなくなったら買い足せる」、「期限までに残った場合には翌年に繰り越せる」など、少しでもみなさんの利用しやすいものにするために、ご一緒に運動をすすめていきたいと思います。

(「こんにちは 小形かおりです」  05年07月10日付より)


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