週刊レポート
憲法と民主主義を守る都政を

   東京では、7月3日投票で、都議会議員選挙が行われます。日本の首都・東京でどのような都政がすすめられるかは、全国の自治体にも大きく影響することなので注目しています。
   また、東京都日野市の出身である私にとって、東京は「生まれ育った街」でもあります。三十数年前から学童保育所があった東京。制服もなく自由な校風だった都立高校。福祉を大事にする美濃部都政の時代を体験しているだけに、思いもひとしおです。

   石原都政の特徴の一つは、民主主義を踏みにじる行為を繰り返し進めていることです。

   「ババア」発言は断じて許すことができません。「子どもを産めなくなった女性に生きている意味はあるのか」と発言し、女性は産むためだけの存在で人権もない、と言わんばかり。私はあまりに古典的なこの発言を聞いたとき、開いた口がしばらくふさがりませんでした。

   教育現場では、卒業式に国歌斉唱で起立しない教員を処分し、生徒の自主的な不起立も担任を処分。卒業式の起立・不起立が思想・信条の「踏み絵」にされる事態が起きています。私が都立高校を卒業したときには、自分たちでのびのびと卒業式を準備し、先生への感謝と社会へ巣立つ気持ちにあふれていました。こんな「踏み絵」がされる卒業式で、喜びを感じられるのでしょうか。

   もう一つの特徴は、「世界都市間競争に勝利する」と、大企業・多国籍企業に有利な施策を優先し、多額の税金が使われてきたことです。その一方で、シルバーパスの全面有料化、特養ホーム・市立保育園への補助金カットなど、医療・福祉・教育を大幅に切り捨てる都政が進められています。

   日本共産党都議団は、「わずか5%ほどの財政のやりくりでくらし・福祉を充実できます」と、中小企業への融資拡大や30人学級の実現などの予算組み替えを提案して奮闘しています。

   政治の主人公は住民一人ひとりです。「強いものだけが生き残ればよい、福祉は金のムダ遣い」という思想は、憲法と民主主義への挑戦です。庶民の苦しいくらしに光をあて、福祉・くらし優先の都政を実現したいものです。

(「こんにちは 小形かおりです」  05年05月29日付より)


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