駐輪場の整備について質問、需要に見合った積極的整備を求める

05(平成17)年第二部決算特別委員会−10月05日

小形香織 委員

 私は、10月1日から札幌駅周辺に有料駐輪場がつくられたことに関連して、駐輪場の整備について質問したいと思います。
 質問の1点目は、有料化に伴う管理体制や現時点での状況についてです。
 札幌駅周辺の放置自転車対策として、ことし新たに駐輪場を約2,000台分整備したと広報さっぽろにも載っています。有料化が実施されてまだ5日目ですけれども、定期利用、一時利用の状況、また管理委託をされた人員体制や業務内容、放置禁止区域になった7月からの自転車の撤去台数など、全体の利用実態や概要についてお示しください。
 また、新しくできた紀伊国屋横の5・5駐輪場についてですが、ここは自転車を上と下にとめられる2段式のラックになっています。私は、通勤にも買い物にも自転車を使うものですから、ここを利用させていただきましたけれども、2段式ラックの上の段に自転車を駐輪するというのは非常に大変で、5分ほど汗だくになって悪戦苦闘いたしました。これはレールを上から引っ張り出して下ろすと斜度ができて、そこに前輪を入れて、そしてそれをぐっと押し上げる。こういう仕組みになっているのですが、かなりの力仕事なんですね。私が苦労しているのを見て、通りかかった人が助けてくれてようやく上の段におさめることができたんです。その話を女性の年配の方にしましたら、あそこの上は私もすごく苦労したとおっしゃっていました。
 2段式ラックの上の段というのは、力がない方、高齢者とかそういう方にとっては、大変重労働だというふうに思いますけれども、こうした方への対応策などはとられているのかどうか。
 以上、お尋ねしたいと思います。

山田 管理部長

 札幌駅周辺の駐輪場の有料化にかかわるご質問にお答えいたします。
 まず1点目の定期利用と一時利用の状況についてでございますが、定期利用はこれまでに約3,300台、定期利用枠の74%の利用申し込みがございました。また、一時利用につきましては、1日から3日間での統計でございますが、約2,000台のご利用がございました。利用者からは、有料化以前と比べまして、駐輪場内が大変整理されて非常に使いやすいという好評の声をちょうだいしております。
 2点目でございますが、駐輪場の管理にかかわる人員体制と業務内容についてでございます。
 一時利用も可能となっております路外駐輪場には7名の管理員を常駐させております。また、路上の駐輪場を巡回指導する管理員も1名配属しております。その業務内容でございますが、路外駐輪場につきましては、定期及び一時利用に関する料金の収納でありますとか、駐輪場内の整理及び指導、利用者のサポートといった業務が主な内容でございます。また、路上駐輪場につきましては、不正駐輪や周辺の駐輪指導などが主な業務となっております。
 次に、3点目の放置禁止区域に指定した7月以降の撤去台数や利用実態についてでございますが、これまでに路上や駅前広場などから撤去いたしました自転車は、9月末現在の統計ですが、約2,700台でございます。このうち、1,300台を返還しております。なお、10月1日の有料化以降の実態でございますけれども、統計的にはまだ集計をしてございませんが、状況を申し上げますと、放置された自転車は極めて少なくなってございます。しかしながら多少は残ってございますので、これらにつきましては、今後とも継続的に撤去でありますとか指導、そういう対策を講じてまいりたいと考えております。
 それから、4点目の2段式ラックの利用についてでございますが、委員の方からお話がございましたように、初めての方、あるいは女性の方、ご高齢の方々につきましては、上段に上げることが困難な場合があります。ここには常勤の管理員がついておりますので、初めての方につきましては使い方の指導、あるいはちょっと力の足りない方についてはサポートするような体制をとってございます。

小形香織 委員

 定期利用は74%で、一方で定期利用を申し込もうとしたら、もう既に希望する場所があいてなく、自分にとっては不便な場所しかあいていないといった声も寄せられています。
 私は、3月の予算特別委員会のときに、10年前のパーソントリップ調査の数値から割り出して5,000台分の駐輪場を見込んだと言うけれども、自転車の利用が10年間で4倍にもふえている。そういう実態からいうと、根拠が余りにも薄いと。そして、有料化より駐輪場を整備することの方が先だというふうに指摘をいたしましたが、この点は改めて申し上げておきたいと思います。
 そもそも、駅前周辺は6,200台分の需要があったわけですね。それを5,000台分の駐輪場の整備というふうにしたのは、1割は放置自転車なので撤去ができると。そして、1割は徒歩に変わるからだという憶測で減らされた数字なわけです。市民ニーズにこたえて、需要がある分の駐輪場を整備すべきだと考えます。その意味で、駐輪場が足りているとお考えかどうか伺います。
 それから、有料化は結局、放置自転車指定エリアの外に駐輪がふえてしまっただけということがないように、一つは実態調査を続けるべきであるということ。もう一つは、需要に見合った分の駐輪場を整備すべきだというふうに考えますがいかがか、伺いたいと思います。
 あわせて、札幌駅周辺だけでなく、札幌市内全域の各駅周辺の駐輪場についても、一言申し述べておきたいと思います。
 私は、西11丁目や西18丁目、円山公園駅などの朝の通勤風景をよく見かけます。狭い歩道の上に路上駐輪場が設けられていて、1人通るのがやっという狭い幅しかない状態になっています。事前にいただいた駐輪場の整備状況の資料を見ましても、西11丁目で373台分の不足、西18丁目で270台の不足、そして大通だとか麻生などでは1,000台以上の不足というふうなことが数値であらわされています。先ほどの札幌駅の周辺も含めて駐輪場が不足している箇所については、すべて駐輪場をふやしていくべきだと考えますがいかがお考えか、伺いたいと思います。

山田 管理部長

 有料化開始前の札幌駅周辺の需要実態でございますけれども、これは、駐輪容量を超える自転車が乗り入れられている状況でございました。そこで、10月1日以降のいわゆる有料化後の実態でございますが、駐輪場内はゆとりを持って整然と利用されております。また、駐輪場の周辺部におけます放置自転車も極めて少ない状況でございます。したがいまして、現在は、駐輪場不足が解消されているのではないかと、このような認識でおります。したがいまして、駐輪容量としてはおおむね足りているという現状でございます。
 しかしながら、こういった状況は駐輪場を有料化して間もなくという特殊な事情であるかもしれませんので、今後、この状態が安定した状況での自転車の利用動向がどういうぐあいになっていくのか、その辺は十分調査をし、見きわめながら対応してまいりたいと、このように考えておます。
 それから次に、駐輪場が不足をしている地域における対策でございますが、平成16年度末までに全市で263カ所、4万3,600台分の駐輪場を整備してきてございます。平成17年度におきましては、北5条西5丁目と月寒中央駅に新設したほか、既存の北5条西1丁目の駐輪場を拡張いたしまして、あわせて2,400台分を整備するなど、今年度末には265カ所、4万6,000台となる見込みでございます。
 しかしながら、駐輪場が不足をしている駅周辺部の実態でございますが、平成16年度で申し上げますと、委員からご指摘がありました地区、あるいはおしなべて申し上げますと、都心部あるいは地域中心核、そういった駅などを中心といたしまして駐輪場が不足している状況は、実態として認識してございます。これら駐輪容量が不足している駅につきましては、駐輪場の整備が必要と考えておりますが、いかんせん、用地の確保がなかなか難しい状況であるということも事実でございます。いずれにいたしましても、私どもは、ふやすべく最大限の方策をとってまいりたいと考えておりまして、今後とも、関係部局と調整を図りながら、積極的に取り組んでまいりたいと、このように考えております。

小形香織 委員

 札幌駅前の路外駐輪が極めて少なく、解消されているというご答弁でしたが、私は一昨日見てまいりましたが決してそんなことはない。紀伊国屋の角のところなどはとめてはいけない場所ですけれども、三重になって自転車がとまっていました。そういう意味では、まだまだきちんととめる場所が足りなくて、そういう場所にとめざるを得ない人、あるいはマナーの問題も含めてありますが、いずれにしても、積極的に駐輪場を整備していくべきだというふうに考えますし、用地確保を含めて進めていっていただきたいということを申しまして、質問を終わりたいと思います。


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