小泉内閣は「構造改革」の名で、国民に耐えがたい痛みを押し付けています。
年金問題では、国民の約8割が「白紙に戻せ」との声を上げているにもかかわらず、年金法の改悪を強行し、保険料の値上げと給付削減を国民に押し付けました。また、年金財源確保を口実に、定率減税の縮小・廃止を05年度、06年度で踏み込もうとしており、これが実施されると、3.3兆円もの大増税となります。
また、05年度には生活保護費の給付水準の削減、06年度には介護保険の見直し、08年度には高齢者の負担増を柱とする医療保険制度の見直しなど、社会保障の各分野で次々と「痛み」を押し付ける悪政が計画されています。
自治体の不足財源を補うはずの「地方交付税」も「三位一体改革」のもとで、大幅な削減・縮小を強行しようとしており、札幌市の財政運営に重大な影響を与えるものです。
本来、札幌市は地方自治体として、国の悪政から市民のくらしと福祉を守る防波堤にならなければならないのに、財政悪化を理由に、そのしわ寄せを市民に押し付ける、逆立ちした市政運営を行おうとしています。「札幌市財政構造改革プラン」(案)では、2006年度に265億円の財源不足が生じるとして、札幌市政史上かってない70億円を超える負担を市民に押し付けて、財政危機を乗り切ろうとしています。
今、札幌市に問われているのは、「誰のため」の市政・財政運営なのかという根本的な問いかけです。
市民が長年にわたって築き上げ、守り続けてきた様々な市民サービス、福祉サービスのすべてを俎上にのせて切り刻むことで、財政運営がうまくいったとしても、市民のくらしと福祉を大幅に後退させたのでは、本末転倒、逆立ちの市政運営です。
そしてこの方向は個人消費をいっそう冷え込ませ、地域経済をますます疲弊させることになり、市財政の健全化どころか、市財政を抜き差しならない危機におとしめるものになります。
日本共産党は、以上の立場から、市民にとって不要・不急の公共事業などムダと浪費を徹底的に見直して財政を健全化させること、市民のくらしと福祉を最優先の予算編成を行うよう強く要望するものであります。
(11分野160項目、うち重点要望77項目)
*重点要望はゴシック体太字で表示しています。
*重点要望は、議会の質問で取り上げた課題や市民からの請願・陳情などで出された緊急・切実な要望など、早期に実現すべき要望をまとめたものです。

