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市電ループ化、延伸の具体的検討と、市電優先信号本格的な実施を

04(平成16)年第一部予算特別委員会−04年03月12日

小形香織 委員

 私は,公共交通対策,特に市電に関連して質問をいたします。
 市電は,第4次札幌市長期総合計画の中で,魅力ある都心の創造に寄与する都市の装置というふうに位置づけられております。途中,交通事業改革プランによって事業の存廃のあり方を検討するとされ,討議を積み重ねてきた市電の位置づけが一たん凍結をされるということにもなりましたけれども,ことしの2月25日には,路面電車を存続させるためにという文言で,あれこれついていますけれども,残す方向を示しました。また,この2004年度予算にも,山鼻線の330メートルの改良費,1億3,200万円が計上されています。
 この市電を魅力ある都心の創造に寄与する都市の装置にふさわしい乗り物にするために,西4丁目とすすきのの電停をつなげ,より利用しやすくループ化するとか,また桑園や苗穂方面などに延伸するということを積極的に進める必要があると思います。
 まず,最初に,この課題についてどのようにお考えになっているのか。具体的な検討を開始するべきだと思いますがいかがか,伺います。
 また,利便性を向上させるという点で,市電を車よりも優先して走らせる優先信号を取り入れて,車よりも市電に乗った方が早く目的地に着くという仕組みをつくり,市民を公共交通機関に誘導していく方法も必要だと考えております。この優先信号について,実験事業を3回行ったというふうに聞いておりますけれども,その結果はどのようなものであったのか,自動車の走行への影響や具体的な時間の短縮の効果などについてお示しをいただきたいと思います。

高宮 総合交通対策部長

 今回の代表質問でもご説明させていただきましたが,今後,路面電車を存続させるためには,経営形態の見直しによる効率化,車両や施設などの更新,それに伴います財源の確保など,さらなる課題の整理を引き続き行うものとしております。
 ご質問のループ化や延伸の検討につきましては,これらの課題を整理いたしますとともに,都心の街づくりとの整合性の確保や経営収支への影響について,見きわめる必要があるかと考えております。
 二つ目の優先信号の実験についてでございます。
 北海道運輸局と北海道警察,札幌市など,関係機関で構成されております路面電車活性化プログラム策定委員会におきまして,昨年の9月末,11月上旬,ことしの1月末に,おのおの1週間行ったところでございます。現在,1月実施分の結果を取りまとめ中でございますが,秋に実施した2回分の実験結果としては,南1条通におきましては,外回りで10%程度,内回りでは4%程度の所要時間の短縮,また1便当たりの信号停止回数も0.5回ほど減少しております。また,優先信号実験時の自動車交通への影響についても調査いたしましたが,自動車交通への影響は少ない結果となっております。

小形香織 委員

 今,この実験結果によって走行時間が短縮される効果があったということですので,優先信号について,ぜひ本格的な実施をするべきだというふうに思いますけれども,今後,この優先信号についてどのように進めていくのか,お示し願いたいと思います。

高宮 総合交通対策部長

 現在,実験の結果を取りまとめ中でございますが,1月の結果も踏まえて,総合的に優先信号の導入効果を検証いたしますとともに,今後,北海道警察などとの関係機関と協議を行いながら,本格的な優先信号の実施に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

小形香織 委員

 市電を利用している人たちは,もっと便利にしてほしいと願っております。それは,ただ単に便利だというだけではなくて,階段の上りおりをしなくて済むとか,バスほどダイヤが乱れないという点で定時制がある,人と環境に優しいという魅力があるからだと思います。
 優先信号については,ぜひとも積極的に導入を進めていただきたい。あわせて,ループ化,それから延伸ということについて,これも積極的に進めていただきたいということを求めて,質問を終わります。

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