読み進むのが惜しい本
みなさんは、「いっきに読んでしまいたいけど、読み終わってしまうのが惜しいので、逸る気持ちを抑えながら読み進む」、 そんな気持ちになりながら読んだ本はありますか? 私にとっていま、『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』 (上・下) がそれです。
9月1日が発売日で予約注文をして手に入れたのですが、保育所のバザーも近い、まもなく第3回定例市議会が開かれる (21日から開かれました)、配偶者が骨折で入院し 「時間があるから先に読みたい」 と言い出したなどの理由から、いまだに開いておりません。「読みたいけど、今読んでは仕事がおろそかになる」 と自分を戒め、「議会が終わったらゆっくり読もう」 と毎日背表紙を眺めております。
この夏休み、子どもたちと3人で映画 『ハリーポッターとアズカバンの囚人』 を観に行ってからというもの、子どもたちは明けても暮れても 『ハリーポッター』 に夢中。ついに、『賢者の石』 (シリーズ1作目)、『秘密の部屋』 (2作目) のDVDを買ってしまいました。映画館で観た 『アズカバン…』 は3作目で、映画制作中の 『炎のゴブレット』 は4作目、先日発売された 『不死鳥の…』 が5作目です。作者は 「全部で七作ぐらいになるだろう」 と言っていますので、ストーリーはまさに佳境に入るはずなのです。
映画と原作ではストーリーが違うところもあるので、子どもたちが寝る前に 『ハリーポッター』 を1章ずつ読んでいます。1章読むのに60分ぐらいかかり、9時に布団に入っても寝るのは10時。「もう少し早く切り上げなくちゃ明日の朝起きられない」 と思って途中で止めようとするのですが、読む方も聞いている方も、つい夢中になってしまいます。
両親が死んでおじさん家族に虐げられながら育っても誇りを捨てず、ある日魔法学校から入学案内が来て初めて自分が魔法使いだと知る。闇の魔術を使う悪に倒されたという両親の死の真実を知り、勇気と強靭な精神力で、才能と実力をつけながら成長していく、というこの話は、何だか私を励ましてくれているようでもあります。子どもたちも、「いつか魔法使いになれるかもしれない」 と本気で思っているようなところがあり、そんなところがこのお話の大きな魅力です。
私は過去にも、『鬼平犯科帳』 『深夜特急』 など 「読み進むのが惜しい」 と思いながら読んだ本がありましたが、久しぶりにまたこのような逸る気持ちを抑えられないシリーズに出会ってしまいました。しばらくやめられそうにありません。
(日本共産党札幌中央区伏見後援会ニュース 「ひまわり」 82号より)