クリスマスイブ
11月生まれの息子の誕生日が過ぎた最初の週末は、「クリスマスツリーの飾り付け」と我が家の行事が決まっています。おじいちやんからプレゼントでもらった120センチの高さのクリスマスツリーに、今年も子どもたち二人で協力しながら飾り付けをしていました。
私たち親も密かに準備を進めます。まず「サンタさんからの手紙」の手配。事前に申し込んでおくとクリスマスイヴにサンタさんから手紙が届く仕掛けは、郵便局やオモチャ屋さん、インターネットなどあちこちにあります。次に、「今年はサンタさんに何のプレゼントを頼むの?」と、子どもたちに何気なく探りを入れておき、プレゼントの準備です。
そう聞かれた小学2年生の娘は、「あ、お手紙出すの忘れてた!見ないでね。」とサンタさんにプレゼントのお願いの手紙を書きました。「見ないでね」と言うので「これは事前に探れないかもしれないなあ」と心配していたら、「はい、これサンタさんに出しといて」と書いた手紙を渡してくれたのでホッ。こっそり読むと、「おとうとは、まだ字がかけません。おとうとはカラオケセツトがほしいといってます。」と書いてありました。「えーっ、カラォケセットぉ?!そんな・・・!」。
息子は親のつきあいでカラオケに行ったことはありますが、歌う気もなく、その後「カラオケに行きたい」とも、「カラオケセットが欲しい」とも言ったことがないのになぜ?不思議に思いさりげなく聞いてみると、「私が『そうしな』って言ったの。」と娘。プレゼントを絞りきれなかった娘が、プレゼントは何でもいい」と言う息子に乗じたようです。
事情はわかったところで、さて、カラオケセットをどうするか。「サンタさんは子どものオモチヤしかプレゼントしてくれないよ。カラオケセットはオモチャじゃないよ。」とか、「サンタさん、全部の子どもにプレゼントするんだから、あんまり高いものはダメかもしれないよ。」とか、希望を変えてもらうための懸命な私たちの作戦。そのうちに息子の方から「やっぱり『ミッケ!』の絵本がいい」と言い出したので今回は一件落着です。娘は何度も「ホントにいいの?」と確認していましたけど。( 笑 )
クリスマスイブの晩は「うちは煙突がないから来てくれないかな」という心配と、「サンタさんに会ってみたい」という期待で、なかなか眠ってくれません。(たぶん今年もそうなるんでしょう。「寝てる子のところにしか来てくれないんだよ」とか、「サンタさんにわかるように、カーテンを開けたまま窓のところにツリーを置いて一晩中電気をつけておこうね」とか、理由付けもなかなか大変です。
クリスマス気分を盛り上げる仕上げは絵本です「あのね、サンタの国ではね・・・」(偕成社発行 黒井健・絵)と、「急行『北極号』」(河出書房新社発行 C・V・オールズバーグ・作)は、子どもたちにも人気ですが、私の大のお気に入りでもある2冊です。
「ねえ、ホントはサンタさんっていないの?クラスの男の子が言ってた。」と心配する娘に、「いるんだよ。いつでも子どもたちのことをみてくれているんだよ。クリスマスの時だけじゃなくて、夏でも昼でも、ちゃーんと。」と答える私。「子どもの世界をいつまでも大切にして欲しい」と願う親たちの、あの手この手の作戦が始まっています。
(日本共産党札幌中央区伏見後援会ニュース「ひまわり」第73号より)