私は,平和都市宣言普及啓発に関して質問をいたします。
2002年度は平和都市宣言10周年ということで,従来以上の予算をつけて,平和へのメッセージの募集,ピースメッセンジャーの派遣,PMFによる平和コンサートを行いました。
私は,特に平和へのメッセージ募集とピースメッセンジャーの派遣に注目をいたしました。それは,みずからが平和について発信をする,そして,子供たちに焦点を合わせて行った事業という点からです。
まず,1点目に,メッセージの募集とメッセンジャーの派遣,この事業の主な内容や特徴,その反応などから,この事業をどう評価されているのか,伺います。
2点目として,2003年度に全区で行った平和パネル展並びに平和大橋竣工記念タイムカプセルについてです。
私ども日本共産党が長年要望してきました全区での平和パネル展とその継続にこたえて,今年度も各区で行われたものですけれども,展示されたパネルを見た市民の反応や感想など,どの程度把握されているでしょうか,把握されている内容について明らかにしていただきたいと思います。
また,平和大橋竣工記念タイムカプセルについてですけれども,この橋は来年の夏に出来上がるとお聞きをしております。この事業の具体的な内容について,その計画をお示しください。
今,ご質問のございました平和メッセージ募集事業,それからピースメッセンジャー派遣事業の内容と評価についてということでございます。
まず,平和へのメッセージ募集事業でございますが,これは市内の小・中・高の児童生徒を対象といたしまして,平和をテーマにしたメッセージを募集したものでございまして,応募総数は2,301点ございました。応募のありました作品につきましては,各区あるいは地下街のふれあい広場で作品展を開催し,市民の皆様にも公開したところでございます。
次に,ピースメッセンジャー派遣事業でございますが,これは,メッセージ募集事業で集まりました作品の中の優秀作品に選ばれました小・中・高校生各2名,計6名のお子さんたちを,8月の平和記念式典に合わせまして広島市へ派遣したものでございます。平和記念式典に参列し,献花をしたほか,現地の幟町中学校との交流会へ参加,あるいは平和公園,原爆ドーム等の視察などを行ったところでございます。お子さんたちには,平和に対する認識を深めていただくとともに,札幌市から持参いたしました平和へのメッセージを平和記念資料館に展示してまいりました。
これらの事業に対する評価ということでございます。
まず,平和メッセージ募集事業につきましては,お子さんたちに改めて平和について考えていただくきっかけになったというふうに思ってございますし,ピースメッセンジャー派遣事業につきましては,参加されたお子さんたちにとって非常に貴重な経験になったことはもちろんでありますけれども,本市の平和へのメッセージを外に向けて広くアピールする面でも,平和精神の普及啓発を図ることができたというふうに考えておりまして,意義のあることだというふうに考えております。
続きまして,平成15年度事業の平和パネル展の市民の反応,感想はどうであったかということでございますが,このパネル展に来場された市民の方々から寄せられましたメッセージを見ますと,
戦争の悲惨さ,あるいは原爆の恐怖を改めて思い知らされたと,今後,このようなことがないように祈るというようなこととか,あるいは,戦争を体験いたしました年配の方からは,その当時は当然と思っていたけれども,今思えば何のためかと,今は平和を祈るというようなメッセージが,子供さんからお年寄りまで幅広い層から寄せられまして,戦争の悲惨さや平和のとうとさを改めて考えていただけたことというふうに考えております。
また,これら市民から寄せられました貴重な意見や感想などにつきましては,今後の札幌市の平和事業の参考にさせていただくというふうに考えております。
続きまして,タイムカプセル事業は,やはり今年度の事業でございますが,具体的な内容についてということでございます。
これは,市民の皆様から平和に関するメッセージを募集いたしまして,タイムカプセルに収納し,来年の夏ごろに竣工を予定されております平和大橋の台座に納めるということでございます。具体的には,今年度中に市民の方々からメッセージを募集し,来年の橋の竣工時にそのメッセージをタイムカプセルに収納いたしまして,台座に納めたいというふうに考えてございます。台座には,平和都市宣言を刻んだパネルを設置する予定でございまして,タイムカプセルには大体3,000枚のはがきが収納可能となっておりますので,このタイムカプセルを橋の両端に設置する予定でございます。
ピースメッセンジャーについて大変意義のあるものだったというふうに,大いに評価をされているということをお聞きしました。私も,メッセンジャーの方の作品を見せていただきました。「平和はね,みんなでつくるものなんだ」と,人間が手をつないで輪になっている絵をかいた小学校5年生の作品ですとか,また中学3年生の子供は,広島から遠いとか,戦争被害がない地域だからといって,平和のことを考えなくていいのではない。札幌に帰ったら,友達に問題提起をしたい。こう感想を述べていると,これは2002年8月20日付の神奈川新聞で報道されています。
こうした意味から,平和都市宣言10周年で実施した平和へのメッセージの募集,そしてピースメッセンジャーは本当によい取り組みとして,私も評価したいと思っております。
この二つの事業についてですけれども,合わせて300万円ちょっとの費用です。これだけ意義の高い事業を今後も毎年実施すべきと考えますけれどもいかがか,お聞きいたします。
また,平和パネル展ですが,各会場で感想文が多数書かれたということで,市民の心を動かし,平和への決意にもつながったものと思います。それが,ことし全区で行われました。このパネル展は多くの市民に平和を訴えたものと思いますが,この事業をどう評価されるでしょうか。今後も,パネル展などの取り組みを工夫しながら,全区で実施することを続けるべきだと思いますが,いかがでしょうか,伺います。
ご質問の第1点のピースメッセンジャー派遣事業について,高い評価がされているのであれば,来年度も引き続きというお話でございます。
ピースメッセンジャー派遣事業などを来年度も継続して実施するかどうかについてでございますけれども,本市の平和事業につきましては,子供からお年寄りまで,いろいろな層の市民の方々に平和について関心を持っていただくために,過去,いろんな手法で取り組んでまいりました。市民の方々に幅広くアピールする事業を工夫して実施してきたところでございます。
このような観点から,札幌市の置かれている厳しい財政事情の中で,限られた予算でございますので,一つの事業を固定的に実施するのではなく,さまざまな事業を幅広く実施することが効果があるのかなというふうに考えているところでございます。
今後の事業につきましては,先ほど申し上げましたように,いろんな事業を幅広く検討していくという視点で,効果があると思われる事業を実施してまいりたいというふうに考えております。
続きまして,平和パネル展を全区で継続して行ってはどうかということでございます。
平和パネル展につきましては,平成10年度から12年度まで,3区程度で順番に実施しておりました。平成13年度には,10区すべてで開催したところでございます。14年度は,10周年記念事業として,先ほどのメッセージ募集事業に寄せられました作品を各区で展示いたしました関係で,全区パネル展は実施しておりませんが,今年度につきましては,全区でパネル展を実施いたしました。
パネル展につきましては,お話のように,戦争の悲惨さや平和のとうとさを市民に訴えるという意味では,効果的な事業というふうに考えておりますので,今後とも,平和事業全体の取り組みの中で,開催について検討してまいりたいというふうに考えております。
先ほど,メッセンジャー派遣については,固定的ではなく,さまざまな手法で工夫してやりたいというご答弁でしたけれども,私は,いろんなやり方で市民に平和を感じるきっかけをつくりたいというそのお考えは本当にいいと思います。ですが,有意義で,大変よかったという事業については,毎年続けていくということも大事ではないでしょうか。毎年ピースメッセンジャーが誕生し,例えばその事業をずっと続けると,初代のメッセンジャー,そして2代目,3代目と代々つながっていきます。こうした継続事業で平和をつなげていくのだという考え方は,また大事なことではないでしょうか。
私は,子供たちに着目してメッセンジャー事業を行ったことは,本当にすばらしいことだと思っております。メッセンジャー派遣を継続的に行っていただくことを求めまして,私の質問を終わりにいたします。

